こんにちは。
今回は6月20日に投稿しました、選ばれし6人のジュンブラ衣装のデザイン案を紹介します。
※この6人(柳葉松葉、秋宮結雅、雨海凜々、結城大翔、宮馬尚、音里緋鞠)は全シリーズ込みルーレットで選ばれました
まずはじめに、『次ハロ』から選ばれた「柳葉松葉」と「秋宮結雅」の2人について紹介します。
2人に限らずですが、「June Bride 2024」に登場させた男性キャラクターは、全員ヘアスタイルをメインにデザインしたので衣装はほぼぶっつけ本番です。(またやってしまった)
加えて、3月のホワイトデーのような丁寧なデザイン案はしていません。時間がなくて…。
そんななか、松葉と結雅は以下の通りデザインしていきました。
■柳葉松葉
髪型に悩んだキャラ第3位。
頭の中では何となく、「髪を伸ばしてやろう」と考えていました。
後ろ髪(いわゆる「しっぽ」)を伸ばし、リボンでくくることで少しでも上品さを出せればいいなと思いました。
また、彼のイメージカラーは黄色ですが、黄色は主張が激しいのと、松葉の髪色が比較的に暗く濃いめなので落ち着いたクリーム色にしています。
一番悩んだのは横髪で、松葉の活発さを優先するべきか、式に相応しい髪型にするかの二者択一でした。
結果、今回は全体的にもイメージがまとまるように、片方は式に相応しくありつつ、片方の横髪は耳にかけて松葉らしさを残したヘアスタイルになりました。
■秋宮結雅
結雅に関しては至ってシンプルな構想で、わりとすぐに決まりました。
結雅について少し説明します。
彼は、初登場時は前髪が両目を覆うほど長く、内気で自信の無さが前面に表れていました。
そのなかで、松葉をはじめ現在の仲間と出会ってから自分に自信がつき、特に松葉に憧れを抱いたことでイメチェンを実施、公式に作中で髪型が変化したキャラクターになります。
今回のジュンブラでは、大きくヘアスタイルを変えようとも考えていたのですが、控えめな性格にあわせて目立つ変化はさせないようにしました。
さりげなく前髪を過去の状態に戻し、けれども式場の雰囲気にあうようスタイリッシュな髪型になったと思います。
■最終決定案
ヘアスタイルが決まったので、大まかに衣装(上半身のみ)とあわせて色置きしました!
先にも紹介したように、松葉は黄色がイメージカラーなので全体的に暖色系の色に決めて、活発さを表現するためベストをストライプ、少しカジュアルめにしています。
結雅はイメージカラーが青なので、青色を取り入れながらシルバーを加えてシックな感じにまとめました。
松葉のドレスコードは「モーニングコート(昼の正装)」、結雅は「タキシード(夜の正装)」をモデルにしています。
色合いから、結雅はどちらかというとお色直し後の格好に近いと思います。
また作者の手癖により、相変わらず男だろうが髪には飾りが付きます。素敵になるので。
次に、『ネオハロ』から登場した「雨海凜々」「音里緋鞠」「結城大翔」「宮馬尚」の4人について紹介します。
4人のデザインは以下のようになっています。
■雨海凜々
凜々は、全シリーズの中でもメインキャラとしては唯一の女子です。
ルーレットで当たった時、「これはもう一番凝らねば…」となったので、凜々だけは全身のデザイン案を考えました。絶対ドレスで詰むので。
まず、凜々はプロフィールに「植物(特にお花)が好き」と書くほど大の花好きです。
なので、ドレスのデザインは資料を探して理想に近いのを見つけ、そちらをモデルにしました。
▼参考 「メタモルフォーゼ ウエンディング札幌」さま
http://metamorpose.sapolog.com/e419540.html
頭、胸元、ドレスのあちこちに薔薇をあしらい、また色合いも彼女のイメージカラーにある桃色をアクセントに使用しています。
ドレスの色も白以外にしようと思いましたが、無難に白の方が可愛かったのでこのままで進めました。
ヘアスタイルはせっかくなので髪を伸ばし、後ろでまとめてしっぽのように残しています。
ただ、本番で描いたときに思ったより後ろ髪が目立たなかったので、本番ではボリュームアップさせました。
すでに線画が一番苦行だと分かっていながら、凜々らしさを出そうと欲張った結果。
■音里緋鞠
髪型に悩んだキャラ第2位。
理由は、すでにウエンディングに似合いそうな髪型を「バレンタイン」で実装してしまったことと、ちょっとアレンジしようと考えると先にデザインしていた松葉と被るからです。
緋鞠は外国人キャラクターなので、イメージごと大きく変えてみても良かったのですが、彼には英国紳士の血が流れてるためドレスコードはきっちりするだろうと思い、原型を崩さないようなデザインを意識しました。
しかし、デザイン案の時点ではしっくりくるような髪型が思い浮かばず、決定版まで案が決まらなかったキャラです。
■結城大翔
髪型に悩んだキャラ第1位。
またお前かというぐらい堂々としてる。もはやかっこいい。
(この間にも何案かあったけどレイヤー消えてた)
もう形から決めるのに時間がかかりました。
いっそ前髪を下ろすかとも考えましたが、この状態で前髪できると誰か分からなくなりそうだったので却下。
また、大翔は過去の姿など、作中で様々なヘアスタイルを披露してるキャラクターゆえにバリエーションも多く、伸ばすか短くするのも迷いました。
どれも似合うのは分かってるが、どれも見たことありすぎて新鮮味がないという珍しい問題が浮上していたのです。
デザインに取り組んだその日は結局決まらず、後日にメンズカタログを見ていたところ、「パーマヘアー」に目が止まりました。
大翔は今までに描いてきたイラストでも、パーマスタイルになったことはありませんでした。
なので、今回はパーマをかけ、髪も披露宴に会うように切りそろえて、フォーマルでありながらカジュアルな短髪姿に決定しました。
■宮馬尚
毎回そうなのですが、尚は結構すんなりと髪型が決まります。
今回はジュンブラということなので、全体的に短くすることを最初は考えていました。
ですが、尚は設定上、常識に縛られないキャラクター、かつたぶん披露宴の外で待機しているタイプなので「別に絶対式っぽくしなくてもよくない?」と考え、他キャラと異なり思いきり遊び心満載にしました。
その結果、案を練っていたところクラゲヘアー、後のウルフヘアーが一番しっくりきたので今回はこれで決定の流れになりました。
特徴的だった横髪は姫ウルフで切って、ボリュームを押さえてスッキリした印象にしています。
尚自身がオシャレさんだからか、比較的ヘアスタイルがいじりやすいのすごく助かってる。
■最終決定案(大翔、尚、緋鞠)
緋鞠はここでヘアスタイルが決定しました!色置きして全体のバランスを確認。
大翔は「フロックコート(昼の正装)」というドレスコードをモデルに、全体的にイメージカラーのネイビーで色をあわせ、大人っぽい落ち着いたトーンに仕上げています。
髪が短くなったことで、衣装と色が混ざることもなく見やすくなったのではないかと思います。
尚は松葉と同じ「モーニングコート」をモデルにしています。
イメージカラーであるベージュ系とミントカラーを組み合わせ、ネクタイにも模様がついていたりと、カジュアルで規範にとらわれない奔放な尚らしいデザインになったと思います。
緋鞠は最終的に髪を伸ばしました。きっかけは過去の姿として描いたイラストだったのですが、普段の緋鞠では見られない一面を表現できたと思います。
衣装は「タキシード」をベースに、「フロックコート」の要素も取り入れてます。
イメージカラーは白系だったので全体的に白くまとまり、昼でも夜でも主役になれるような印象にしています。
さて、全員のイメージ案が決まったので、さっそく立ち絵のラフを描いていきます。
情報量多い。
この時ですでに「あ、ブーケで死ぬかもしれない」と確信しました。
線画と着色おわり!!!!!!!
やっぱりブーケが最難関でした。ディスコードで悲鳴をあげ続けていた甲斐があった。
▼問題のブーケ×6
全部手で描きました。もう二度と描くか。
(でもまたきっと描くことがある)
ブーケの色はそれぞれのイメージカラーで統一しています。
ただ、結雅に関しては青々しくせずに白薔薇を多めに、リボンなどに青色を使っています。
緋鞠はその代わりに紫薔薇を多く取り入れて、あまり白くなり過ぎないように意識していました。
▼立ち絵完成
デザイン案から完成までトータルで4日~5日ほどかかりました。
とにかく描き切れてよかった~!という達成感が強かったです!!
ーーーー
最後までご覧いただきありがとうございました!!
また別のシーズンイラストや何か機会があれば、次はぜひ『ハロコー』のキャラクターも描きたいなと思います。
0コメント