世界観

本作品は、全シリーズを通してキャラクターたちの通う「波浪高校(はなみこうこう)」が舞台となっています。その波浪高校を略したのが「ハロコー」です。
『柳の花弁』は第1部の「ハロコー」、第2部の「次ハロ」、第3部の「ネオハロ」の3シリーズがあります。
次ハロは「次世代ハロコー」、ネオハロは「ネオハロコー」の略となっており、前シリーズの子供が世代交代を経て新しい物語を紡いでいきます。


以下は、物語に登場する主な都市です。


【青海市(おうみし)】

※全シリーズを通して登場します

国の沿岸部に位置する「青海市」は、国でも有数の商業地区として栄えていた時期があり、郊外の中でも一番発展している都市になります。

波浪高校は青海市の中心部に立地しており、近くには老舗の商店街や目新しいアーケードなど、古いものも新しいものも入り混じった地形と外観をしているため、観光地としても有名です。

南は海、北は山と自然にも囲まれているこの都市には、昔、この地を治めていた神が眠っているとの言い伝えが・・・。

各シリーズに登場するキャラクターの一部は、この土地神の力を宿した「異能」を持って生まれてきますが、時代ごとにその特色は変わっていきます。

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【西原(さいば)】

※次ハロ以降に登場します

「西原」は国で一番の大都市であり、常にトレンドの最先端を行っています。

ファッションやフード、ブランドや高層ビルの数々が立ち並ぶ外観にはよそから来た者を圧巻させる迫力を持ち、若者にとって一度でも行ってみたい都市ランキング1位を20年間も維持しています。

ただし、物価が基本的に高いため手持ち無沙汰で訪れると残念な思いをしてしまうかも・・・。

「ハロコー」では西原までの交通手段がないため登場しませんでしたが、「次ハロ」では都市の発展により念願の西原まで線路を伸ばしました。

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【織江市(おりえし)】

※全シリーズを通して登場します

青海市と大橋を繋いで隣接する大きな都市で、青海市とはかつて姉妹都市でした。

工業地区として栄えていた時期があり、市のあちこちには工場が立ち並び、一時期は青海市よりも裕福な地域でした。

しかし、「金羽町」を中心にシリーズの中でも一番変化が起きる都市となっており、第3部の「ネオハロ」では、金羽町が昔の面影を感じられないほど廃れた姿に成れ果ててしまいます。

青海市同様、全シリーズを通して登場しますが、「ハロコー」「次ハロ」では地名のみとなっており市の状況は詳しく描かれていません。