【ハロコー(第1部)】
所属:波浪高校3年C組
誕生日:9月10日 おとめ座
身長:180cm
血液型:B型
部活動:なし
委員会:なし
趣味:ゲーム、勉強、世間話
イメージカラー:向日葵色(オレンジ寄りの黄色)
■詳細
高校3年生の春に波浪高校へやってきた転校生。
献身的で優しい性格をしているが、好奇心旺盛で何にでも興味を示しては納得するまで質問攻めをしてしまう癖がある。
生まれつき病弱で、心臓に負荷がかかりやすい病気を患っている。
10歳まで生きられるか分からないと言われていたが、18歳の誕生日を迎えてもピンピンしていたことで余命宣告は取り下げられた。
縁と同じクラスになってからは幼馴染メンツの仲間入りになり、いろいろな話題を持ち寄っては場を和ませている。
医療系の道を目指しているためか、医学的な用語を使ったり専門知識を用いて会話をすることもある。
好きな花は向日葵(ひまわり)で、縁の誕生日があることもあわせて夏が一番好きな季節だという。
■人間関係
縁と一番仲が良く、また縁は人生で一番最初にできた友達。
大輝、卯彩とも良好な関係を築いているが、時折見せる卯彩の冷たい表情には驚くことがたびたびある。
卯菜に至っては縁を取られた、卯彩をとられたと勝手に敵視されていたこともあり、最初はお互い馴染めなかった。
だが生真が諦めずに交流を続けた結果、話は続かないが卯菜からの敵意は向けられなくなった。
▼イラスト
■過去・細かな詳細
出生は織江市の金羽町。
金羽町では身体に異常を持つ子供が生まれやすく、遺伝させないためにそのような体質の子を育児放棄してしまう習慣が根付いており、たびたび問題になっている。
生真も例に漏れず病弱な体で生まれてきてしまい、実の両親から捨てられてしまう。
その後、とある夫婦に拾われるがすでに子持ちであり、生真はその家族の養子、義弟として生きることになる。
しかし、当時は呼吸器を常に付けていないといけないほど心臓が弱く、余命も10歳と言われていた。
(ちなみに、この間に一度だけ青海市を訪れて卯彩たち5人に出会っているが、お互い見た目も性格も変わっているので昔に出会ったという認識がない)
奇跡的に延命して15歳を迎えたある日、義兄として慕っていた少年が交通事故で死亡してしまい、実の子供を失った夫婦は悲しみに暮れてそのまま職も失ってしまう。
事情を知った市から援助を受けるものの、そのお金で生真の通院費を支払っていたため、義両親には満足いくほどの生活を送れていなかったのではと生真は考えるようになった。
思えば、自分が病院で生活していた間も、せっかく拾ってくれたのに何もせずに自分はただベッドの上で本を読んでいただけ。
その時は義親が費用を払ってくれていたとは知らなかったことが後に罪悪感になり、自分を救った義両親に恩返しがしたいと思い始める。
高校生の年になりようやく学校へ通えるようになった生真だが、教育レベルがまったく足りていなかったために適性な学校が決まらず、織江市内の高校を転々とするように。
しかし、結局受け入れてくれるような高校を市内で見つけられなかったので、通信制高校で学校へ通わない授業を受けていたある日、義親の勤め先が青海市になったことをきっかけに青海市へ引っ越すことになった。
最後の転校先となる波浪高校では縁と同じクラスになり、積極的に話しかけた結果、縁が人生で初めての友人となる。
それからは卯彩たちとも仲良くなり、1年しかない高校生活を新しくできた仲間たちと謳歌していく。
高校卒業後は夢で目指していた医療大学へ入学できるよう勉強を続け、2年ほど経って念願の志望校へ入学した。
▼余談
・普通科ではあるが、生真だけは授業が別で行われている
【次ハロ(第2部)】
所属:ゆりかご医院 医院長
身長:179cm
好きなもの:家族
■詳細
柚原琉斗の父親。
次男に碧叶、配偶者に柚原 晴がいる。
※晴は旧姓が「柳葉」であり、卯彩たちの遠い親戚にあたるが柳葉の力をわずかながら受け継ぐ数少ない人物
少年時代に夢だった医者になり、叶うはずのなかった結婚から子を授かるなど、生まれた時には想像もできないほどの順風満帆な生活を送っていた。
卒業後、同じく青海市に残っていた卯彩と大輝とは引き続き交流を続けており、大輝と卯彩の子供が出産する際も必ず立ち会っていた。
特に、5月に卯彩の子供・松葉が産まれたあと、同じ年の10月末に自身の長男が誕生したことで卯彩とは同じ時期に父親になったことで喜び合った仲になる。
縁とも変わらず連絡を取り合っていたが、卯菜とは事情でなかなか連絡が取れずにいた。
(生真に限らず、縁以外は誰も卯菜と連絡が取れなかった)
琉斗が中学3年の時、患っていた持病が再発してしまう。
1ヶ月の闘病生活が続いたが今回は体が持たず、そばにいた琉斗へかつての友人たちへ伝えてほしいと最期のメッセージを託し、最愛の家族と琉斗についてきていた松葉に看取られ息を引き取る。
遅れてやってきた卯彩、縁、大輝は生真の最期を看取れなかったが、遺言を預かっている琉斗が目覚めるまで安置所で静かに生真の眠る姿を見守った。
葬儀は知り合いのみの火葬となり、縁以外は誰も気づいていなかったがこの時には卯菜も火葬場へ足を運んでいたらしく、人がいなくなったところに線香を立てて手を合わせていた。
柚原生真は享年40で生涯を閉じた。
【ネオハロ(第3部)】
■詳細
故人のため「ネオハロ」の生真は回想でのみ登場する。
息子の琉斗は義肢装具士として世界を飛び回り、次男の碧叶は自身の遺伝によって病弱だったが克服して元気な姿を見せている。
生真の遺産や功績はこの時代の青海市にも強く残っており、孫の隼と大翔からは出会ったこともない自分(祖父)へ憧れを抱かれているようだ。
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